| 健康法と暮らし方のすすめ |
運動は、体を持つ以上はつねに必要とされていることであり、行えば自然に気持ちよく楽しくなるのが体の性質です。 「自彊術」は、大正五年に手技療法師・中井房五郎氏によって発案された大変優れた健康体操です。体にとって必要な動きが大変効率よく纏められており、部屋に居ながらにして15分程度で体を整えることができます。体力に応じて、各動作の回数を調節しながら行っていくと良いでしょう。この体操だけでも大変な効果があり、体が健全になるだけでなく、やはり性質も朗らかになる方が多いようです。現在、書籍やDVDが普及委員会より出版されてます。 五臓は五情に通ず、というのはまさに食の状態のことで、食が乱れていれば正しく運動を行ったとしても内側から病の元を作ってしまいます。 毎日の食事は、必ずご飯・味噌汁・おかずという基本を定めていくことが肉体と感情の安定にとって必要なことであり、毎日定まっていればあまり食に対して思い煩うことがありません。余計なものを食べなければ薬も必要なく、病む人には食事そのものが薬となります。 一汁一菜とはご飯・味噌汁・漬物という神社の中でいただく食事で、慣れるとこれに胃の大きさ・栄養の吸収力が定まってゆき、この食事で十分になります。 [ご飯] 白米でも構いませんが、最もお勧めなのは圧力鍋で炊いた小豆入りの玄米です。正確に炊いた玄米は一般に認識されているようなまずいものではなく、もち米のように粘り気がありとてもやわらかく、消化の良いおいしいご飯になります。白米と違って「ぬか」のある状態=生きたお米ですので、数週間置いておいても腐ることがありません。(適温においておくと発酵してよりおいしくなります)現在、長岡式酵素健康法を広めておられる方が炊き方の講習をしています。諏訪ではホテル緑水で頂くことができます。 もしこれができない場合は、市販の発芽玄米と呼ばれるものを白米に混ぜて炊くのも良いでしょう。麦米を入れるのも良いものです。 [味噌汁] 季節のものをお鍋いっぱいに入れて作るのが最も幸せを呼ぶお味噌汁の作り方です。大根・人参・茸・わかめ・豆腐・油揚げは必ず入れます。そのときの好みでこのほかに薩摩芋や南瓜、牛蒡などを入れたりします。具沢山に作ることで、おかずがなくても十分に栄養を取ることができます。余っても朝夕火を入れれば一週間程度持ちます。大根は胃を整え、人参は肝臓を整え、牛蒡は腸を整えます。 [おかず] できるだけ自然のもの、また肉や乳製品を避けて魚や野菜を採るようにします。肉や牛乳は分解する過程で体の養分を使ってしまいますので、かえって病気になりやすいのです。たまに食べるのは良いですが、毎日の食事には取り入れないようにしましょう。カルシウムは魚や海草で、たんぱく質は大豆で採ります。 おかずを漬物等、日持ちの良いものにすると冷蔵庫の要らない暮らしができます。 現在、洗剤のほとんどが石油原料の合成界面活性剤を大量に使用して作られています。安く大量生産がしやすいために日用品のあらゆるものに活用されています。この合成界面活性剤は、水質の汚染はおろか、体に蓄積されるとアトピーや吹き出物等となって体の表面にも病となって現れてきます。(最近これを排除するためのデトックスという療法が流行っていますね。)まずはこれが体そして自然に良くないものであるということに気付き、自然なものに変えていく必要があります。 例としては、シャンプー・リンス・化粧品は「合成界面活性剤不使用」と書かれたものを使うようにし、台所用洗剤・洗濯洗剤は純せっけんのものに変えると良いでしょう。体を洗う固形石鹸の中にも、合成界面活性剤を含んだものがありますので、注意して選ぶ必要があります。写真右:太陽油脂株式会社のパックスナチュロンシャンプー 香りもよく、髪もきれいになります。 ![]() 写真左:株式会社ミヨシの台所用せっけん 他にもこのメーカーには洗濯用の液体せっけんがあり、とても好感の持てる品です。 ○台所用洗剤を使わない暮らしのすすめ ―食器洗いの時間も手あれもない暮らしへ [食器] お茶の殺菌力を生かして洗う「お茶腕」 昔は食卓というものはなく、銘々にお膳というものがあり(当然すべて各々に盛り分けられます)、食器は食べ終わったら各自がお茶ですすいで最後の一滴までいただくという食べ方が一般的でした。ご飯を盛る器のことを、今でも「お茶腕」と言いますがこれは食器をすすぎ、最後にお茶碗にお茶を移して飲んだためです。これによって、食器洗いという作業は日常では行われず、一週間に一度洗われるくらいだったそうです。 とりあえずは、家族とともに食べ終わった後のお茶腕でお茶を飲んでみる習慣をつけてみてはいかがでしょうか。慣れたらお椀、そのほかの食器にもお茶を注いですすいでみましょう。こうして飲む食後のお茶はとてもおいしいものです。 [調理器具] 水洗いだけでおいしく長持ち フライパンを洗うために強い洗剤を使っているシーンをTVで見かけますが、フライパンは洗うものではありません。フライパンの原点は中華鍋(鉄でできた丸いフライパン状のもの)だと思いますが、これは竹ささらでさっと水洗いし、熱を通して乾かしたあと、油を全体になじませて保管します。残った養分が油で保存されて、次の調理に味の深みが増します。洗剤も使わないので水を汚しません。しつこく洗う手間も要りません。焦げても上手に落ちるという優れものです。縁あって、私と同じ八ヶ岳の裾野で鍛冶をされている山麓アトリエさんより右のような鉄板をいただきました。何でも焼けるということで使ってみましたが、本当に何でも不思議なほどちょうどよくおいしく焼けます。扱いは中華鍋と同じで、中には水洗いもせずそのまま使っている方もいるそう。食卓にそのまま出せるおしゃれなスタイルがまたいいですね。重宝しています。 |
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