占いの現場において、やってはいけないこと(禁忌)の一つは「同じ(目的を持った)質問を短期間に別のタイミングで重ねる」という行為です。この記事では、何故それが禁忌なのか、繰り返すことで何が起きるのかを説明します。

重ねて問うという行為

この現象を説明するとき、弓矢のイメージが理解しやすくなります。
弓とはただ撃てば的に当たるわけではありません。
射る前に必ず反対方向に弓を引きます。
短い「時間」に打つ時はほぼ似たような力が働くため、軌道もほぼ同じになります。
しかし、翌日また同じ的を射ようとすると、前日とは天気も違えば体調も違うように、さまざまな条件が変わって力の働き方が変わります。
しかも、占いの場合は弓のように一瞬で完結する結果ではなく、数ヶ月や数年後の未来を的とした場合、放った矢は質問者の精神の中で飛行中の状態になっています。
ではここに二の矢、三の矢を射るとどうなるでしょうか。
そう、一の矢に衝突して軌道が逸れてしまうことがあるのです。
これは短期間に回数を多くすればするほど現れやすい現象となります。

不安症の人が陥りやすい

通常の精神であれば、一度聞けばその回答を何度も確かめるようなことはしません。しかし、不安症の傾向がある人は何度も同じ矢を射って何度も予測結果を確かめ、安心を得ようとします。しかし、後から矢を射ったからと言って、一の矢が消滅しているわけではないため、後から衝突を起こすリスクが増えることになります。
もう少し構造的に述べると、射る時の反対側にかけた力=質問内容(想定、条件)、飛行中の矢=質問者の無意識の行動、矢同士の衝突=理解力の限界を超えた時の異常行動 となります。複数の軌道を維持できる場合もあるので、私からはそこまで厳格な禁忌とはしていませんが、多くなると衝突(理解力の限界超過)は避けられないので、この性質をよく知って、できるだけ同じ質問は控えるようにしましょう。

矢の軌道を逸らす忘却の風

また反対に、長すぎる期間の質問をして、放置している間に射る時の反対側にかけた力=質問内容(想定、条件)を忘却し、飛行中の矢=質問者の無意識の行動 を変えてしまう現象も多々存在します。
分かりやすく言うと、「こうすれば・こうなる」の、「こうすれば」を忘れて「こうなる」だけを記憶してしまい、軌道を逸らしてしまうケースです。こちらも比較的よく見られる現象です。
必ず、質問した時の想定や条件を確認し、結果とセットで記憶しておくようにしましょう。