ご相談を伺っていますと、時折「うち、怪奇現象が起きるんですよ」という話を聞くことがあります。多くの特徴としては、「人の話し声が聞こえる」「人影が見える」といったもので、しかも特定の人ではなく暮らす人や訪れた人全員が、耳にし目にしているというのです。もちろん実在していない存在の声であり人影なのだそうです。
この現象に悩んでいたある方が、霊現象に詳しい友人に尋ねた所「家に霊道(れいどう)が通じているパターンではないか」とのことで、この考え方で正しいのか検証鑑定(正と判断してよいかどうかの占い)を行うと正と出たため、ではこれを解決する方法を探していこうということになりました。
ちょうどその頃、レイキスクールのシンボル起源コースを師範伝に統合した関係で、この上位のキャンドルを「修祓香明(シュバツコウミョウ)」と名付けて一般提供し始めた時期でした。これを使ってみようか?ということで有効性鑑定(目的の効果が得られるかどうかの未来を見る占い)を行うと、かなり効くと出ていたため実践することになりました。それも、祝詞を読んだ場合も読まなかった場合も同様と出たのです。
間取りを書いていただいて、「置くと良い場所」を鑑定しますと、霊道のポイントと重なりました。帰宅後、祝詞を読むことなく火をつけて霊道にポンと置いたまま、夜通し焚きますと30時間で燃え尽きたそうです。そしてその後、鑑定通り怪奇現象は静まったとのこと。
怪奇を祓うだけでなく、守り神も呼び寄せる
一方で、「子供の明るい笑い声」の怪奇現象があったお宅もありました。この方の場合は、この現象が無くなった途端、悪いことが起き始めたそうで、「座敷童かな?」と話しておりました。この香明がまた役立つのではと思い、同様に尋ねてみると、やはりかなり効くと出てまいりましたので、置く場所を尋ねますとキッチンか神棚、それも神棚が最も良い(喜んで寄って来る)と出ていました。なるほど怪奇の主は守り神であったのかと思わせる一件でありました。
このように、思いがけずこの香明には家の穢れを祓い、家に明るい気をもたらす働きが宿ったようです。製作意図としては神道の方式を真面目に取り入れて、祝詞に親しむためのセットだったのですが、考えてみれば火を灯す段階も特殊ですので、なかなか強力な代物なのかも知れません。
お勧めの使い方としては、毎年大掃除が済んだ後、大晦日から元旦にかけて焚いていただくやり方です。穢れが最も溜まる年末にきっちりと邪気を祓ったのち、元旦に陽気を招いて家中に神気を満たし、新年を迎えます。もちろん、このタイミングに関わらず気になる時にいつでも使っていただいて構いません。夜通しの灯明が心配な場合は、4時間以上灯された時点でいったん区切り、分割して焚いても大丈夫です。