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地球(ほし)の意思に適うことがすべての層にとって成功の鍵となることは「星躰論」でも述べた通り。

例えば、小さな島を大陸の国が欲しがっているようですが、地球にとってどちらに治めさせるのが良い未来を招くでしょうか。
海の民は島と海を熟知し、これに適応して霊魂も練られて来ました。
大陸の民は、大陸を熟知し、同様に練られてきているはずです。
よって、島とその周辺の海に起きることは、海の民がよく治めるでしょう。
大陸の民は、大陸の鉱物を熟知し、これを練って優れた機械を生み出すことができるでしょう。

もし海の民と大陸の民が海でまみえるようなことになれば、地球はどちらを選ぶでしょうか。

地球にとって国とは、その地点で起きてきたことに適応する木々が構成する森と同じようなものです。
海藻は海に、茸は山に生えるように、それぞれの色を持ち味として国もまた生えるのです。
只ほとんどの生き物がそうであるように、人もまた新しい地へ根を伸ばしたい想いはあるのでしょうが、霊長類たる人間であれば星に適わぬ行いを知って、無用な損失を出さず適所で繁栄することができるはずです。
もしも、地球に知能なき生き物と裁かれてしまったら、「ごく自然な淘汰」によって二度とアース・ブレーンの候補には立てなくなるでしょう。

裁かれる知能

地球は常に人類の知能を試しています。盗む、騙す、奪う、殺すといった悪事は「知能無き者」の行いとして裁かれます。神々によれば、人間には神経や血液のように体内をめぐる連絡エネルギーがあり、悪事を行えば行われたのと同じ現象を起こすと伝えられています。すなわち言葉は整合性を失い、脈は乱れ、呼吸も筋肉も思うようにならなくなり、結果、失敗や損失を生むというわけです。
よって、これを認識できない知能の低さを地球に知られ、直る見込みがなければ淘汰されてしまうというわけです。

知能が衰える理由

寿命を縮めることではよく知られた肉食ですが、じつは知能の低下にも関係します。肉は現代でも血を濁らせ体調を悪化させることで知られていますが、脳にも当然悪影響が出てきます。そもそも、臓器が肉の味を知れば肉(殺し)を求めるようになり、行いに目を瞑るようになり、盲目となり、連鎖して知能を麻痺させて行きます。すなわち肉が何か、殺しが何かを理解できなくなるのです。

神々の伝えた稲の教え

じつは信州でも、諏訪大社の神が人々の肉食に悩んでいた時期の記録があります。天照大御神の教えは「お米を食べなさい」ということだったのですが、当時の信州では実りの悪い年は肉食せざるを得ない状況になっていたと言います。これが現代に残る鹿食免(鹿を食べることを許可される免状)なのですが、幸いなことに今は不作も少なくあえて肉を食べる必要もない時代となりました。

大御神の教えるところは、肉を食べれば短命になるということもあるのですが、肉を育てる分の穀物を食べた方が効率的であることもご存知だったのではないかと思います。
例えば肉牛は育てるのに30か月かかりますが、この間に食べる穀物は1頭あたり7500kg超となります。これだけの穀物を消費して、わずか250kgの肉を生産しているわけです。つまり簡単に言えば100gの肉は3kgのお米です。お米のほうが何日もお腹いっぱいにできそうですね。

関連リンク:食肉と飼料のはなし