三種の神器

日本には神々が授けた三種の神器というものがあります。これはかなりの複合的な側面を持った神宝ですが、その重要なひとつの側面として「働きや現象」を指して宝と述べるところにあります。 すなわち、物質自体や権威からの手渡しなり認…

神々の子育て

神々が子育てについて教えられた言葉に、「よく言い聞かせて、導いてあげなさい」という一言があります。それ以上の詳細や対義語がないので思わず読み飛ばしてしまうような僅かな一言ですが、すなわち子供に言うことを聞かせるために暴力…

東はなぜ「ひがし」なのか

日本には様々な言葉がありますが、言葉自体の意味まで教えられることはまずありません。というよりも、その起源はあまりにも古く秘められた書物に記録され受け継がれていたために、誰もが目にできるものではなかったのです。 私が畏くも…

天津罪 国津罪

今年9月の日本農業新聞をたまたま見かける機会がありまして、ふとこんな社説が目に留まりました。 「日本人は古来から天変地異に深い畏れの念を抱いてきた。神道の祭祀で唱える祝詞もその一つ。」 ん、もしやと思い読み進めてみると、…

桃の節句 ひな祭りの意味と起源

 もうすぐ桃の節句ということで、「桃の節句」「ひなまつり」の起源や意味をご紹介したいと思います。 ただし、ここでは「いつから飾るようになった」等の物の歴史ではなく、その中身についてお話します。 ひな人形のモデルは結婚の神…

「良いお年を」の正しい続きとは

年末になると交わされる「よいお年を」という日本語の挨拶。この言葉にはどんな意味が込められているのでしょうか? 先日、出かけた先で「良いお年を “お過ごしください”」という挨拶を聞き、驚いた出来事がありました。といいますの…

大御宝(おおみたから)

国民はすべて「大御宝(おおみたから)」である 祝詞をご存知の方には周知のことですが、おおみたからという言葉は、単なる金品を示すのではなく、私たち国民のことを示します。 天皇陛下のみならず、私たちも代々はるか古来から続く神…

日本の弁偽学

こちらは九州の伝承を分かりやすくマンガにしたという地域振興のための本です。作者さん自身の認識で書かれたもので、どなたかが監修したという事はありません。ですので、一般の人々がどのように神を認識しているのかがよく分かります。…

信濃の国

信州には、「信濃の国」という県歌があります。それはこのような歌詞です。 県歌 「信濃の国」 浅井 洌 作詞一 信濃の国は十州に 境連ぬる国にして聳ゆる山はいや高く 流るる川はいや遠し松本 伊那 佐久 善光寺 四つの平は肥…

枕詞の意味(起源)一覧

古事記にも和歌が登場します。あるときの古事記講和で「ぬばたまとは何ですか?」と質問したとき、「枕詞なので意味はない」という答えを頂いたことがありました。私は『そんなはずはない…』と思い、ついに古文書を深く調べることになっ…